インストール実践編 その1

 

 インストール実践前置き

 結構お久しぶりのこのコーナーですが、誰も見ていないと思いつつ、自分の知識の整理の為に更新です(笑)
 さて、このTeXのインストールと言うのはなかなかに曲者。前項では「正しく配置すればイイ!」なんて書きましたが、
 紹介してくださっているサイトを見てみると、表現の仕方から推奨するインストールファイルまで違ったりします。
 使う人によりけりなので、どれが正しいと言うことは無いのですが、ココでは私がインストールしてMusixTeX、PMXを
 問題なく動作させる事ができたインストールの流れと気を付けた点について紹介だけ(細かい点は解説は他任せ(笑))
 していきたいと思います。
 参考にさせて頂いたサイトは以下の通り。私は基本的にniftyの手順にそってインストールしました。

Windows 用 TeX のインストール - (@nifty DTP と印刷フォーラム(FDTP) & TeXフォーラム(FTEX))
インストール(Windows) - (TeX Wiki)
Home page of A. Kakuto - (W32TeX)

 

 ファイルをそろえる(角藤版TeX)

 まずはインストールするTeX本体のファイルをそろえます。
 さて、どれをダウンロードしてくれば良いのかな?と、いくつかサイトを見てみるとサイトによりけりです。
 どのサイトが正しいなんて事は分からないので、とりあえずまとめてみることにしました。

ファイル名
nifty
TeX Wiki
W32TeX
context.tar.gz
 
 
context-doc.tar.gz
 
 
cweb-w32.tar.gz
 
 
dvi2ps-3.2j-w32.tar.gz
 
 
dvipdfm-w32.tar.gz
dvipsk-w32.tar.gz
dvitools-32.tar.gz
 
 
etex-2.2-w32.tar.gz
 
 
jdvi2kps-4.0-w32.tar.gz
 
 
jtex-1.9.1-w32.tar.gz
 
latex.tar.gz
lcdf-typetools-w32.tar.gz
 
 
ltxpkgs.tar.gz
makeindex-w32.tar.gz
manual.tar.gz
mftools.tar.gz
 
nts-loader-w32.tar.gz
 
 
oldformat.tar.gz
oldinputs.tar.gz
omega-1.23.5-w32.tar.gz
 
 
omegaj-w32.tar.gz
 
 
pdftex-w32.tar.gz
plain2-2.54-w32.tar.gz
 
 
platex.tar.gz
psutils-w32.tar.gz
 
ptex-3.1.4-w32.tar.gz
 
README.sj
 
 
t1fonts.tar.gz
t1utils-w32.tar.gz
 
 
tex4htk-w32.tar.gz
 
 
texinfotools-w32.tar.gz
 
 
texinst753.zip
tiff2png-w32.tar.gz
 
timesnew.tar.gz
ttf2pk-w32.tar.gz
 
 
ttf2pt1-w32.tar.gz
 
 
txpx-pazofonts.tar.gz
txtutil.tar.gz
 
ums.tar.gz
 
 
unzip.exe
 
 
 
utf.tar.gz
 
 
vf-a2bk.tar.gz
vf-n2bk.tar.gz
 
 
web2c-7.5.3-lib.tar.gz
web2c-7.5.3-w32.tar.gz

 ◎:最小インストール ○:標準インストール △:フルインストール(あるいは余裕があればあっても良いかも)

 ・・・、まとめてみるとniftyとW32TeXとでは、同じファイルを標準インストールにしてましたねorz
 ☆は簡易インストーラで、参照サイトにてこれを用いてインストールしています。手動でやれなくもないのですが
 コレを用いた方が便利なので、私も使用させていただきました。結局そろえたのは上図の通り。
 ※はnifty・W32TeXでは標準インストール指定しているのですが、TeX Wikiによると
 「jlatex を platex のつもりで使うと悲惨ですので,ここでは省略することにします。」と言うことが書かれていたので、
 触らぬ神に祟りなしではないですが今回は省略することにしました。解凍ソフトはお手元にあるので事足ります。
 ダウンロードしたファイルは"C:\temp"にまとめておくと便利です(便利でした。)

 

 TeXインストール

 ダウンロードしたファイルを解凍して配置します。上の項目に「ダウンロードしたファイル"C:\temp"に
 まとめておくと便利です」 なんて書きましたが、ダウンロードする場所、配置するフォルダやフォルダ名などは
 ある種暗黙の了解のようになっているようで、ファイルを配置・展開するのは"C:\usr\local "を
 起点とすると良いようです。
 まずは"C:\usr\local"に簡易インストーラtexinst753.zipを展開します。
 あとはniftyの解説が分かりやすいかと思うので、そこを参照してみてください。
 流れはniftyに記されているように ●インストール → ●環境変数の設定
 でひとまず完了です。注意点としては 

 ※Web2C-7.3.7(最新版は 7.5.3)からは環境変数 TEXMFMAIN や TEXMFCNF を指定する必要がなくなり、
   これらの環境変数が既に設定されている場合には削除する。

 ※OSに応じて適切に設定する。(Windows 9x系、NT系、WindowsNT 4.0/2000、WindowsXP)

 と言ったところです。

 

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